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生存報告
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 歩道橋って、気持ちが高揚しませんか。あ、しませんか。アルコールのせいでしょうか、なんだか今とても楽しかったのです。歩道橋なんて登ったの何年ぶりだろ。

 翌日のことを考えると馬鹿なことしたなあと思うのに、いい気持ちになったのでオールオッケーですよ。大好きな人たちと一緒に過ごすのは楽しい。しあわせ。

 別れ際はちょっと寂しいけど、だいじょうぶ。またこれでやっていけるさ。



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 仕事柄というか、夕方から夜にかけて活動して明け方に寝る生活をしている。普段がそれなものだから、休みの日は体のサイクルが変わって寝るタイミングがわからなくなることが多い。
 日付が変わる前に寝入って、深夜に目が覚めた。普段なら起きたままパソコンなり本なりいじってる時間。妙に目が冴えたので、電気も点けずに音楽聞いたり携帯で電子コミック読んだりした。余談だけど、暗い中で明るい画面を見ても一向に視力の落ちる気配がないのは自慢。まあ良いことではないのでお勧めはしませんが。
 暗い家の中をうろついたり、時々窓の外を見たり、ちょっと夜をゆっくり過ごしてみた。世界が眠ってる雰囲気。やっぱり好きだなあ。こうこうと電気を点けて明るい画面とにらめっこするのが、少しもったいない気がした。寝床に入る時間を少し早めようかな。
 交差点を曲がる時に、対抗車線の停止線を越したところに停まっていた車がちょっとバックしたのが可愛かった。こっちがバスで向こうが軽自動車だからってのもあるだろうけど「あ、すんません、曲がれないっすよね、すんませんすぐどくんで」って感じで可愛かった。

 まあ、要は休みの日の外出は気持ちに余裕があって良いなあって話。
 いい歳した大人だというのに、雨に打たれてずぶぬれになって帰ってきた。だって傘もって来てなかったんだもの。土砂降りとまでは言うまいが、小雨とは言えない雨の中三十分歩いて帰宅。そりゃ濡れますよ。風呂場に直行ですよ。

 雨に打たれるシーンってフィクションだと結構ありがちな気がするんですが、実際に体験するのは稀有だよなあと思いつつ、まあこれはこれでいい経験かな、と。著しく気分が沈むか、逆になんか楽しくなってくるかの二択だと思うんですが、自分は後者でした。これで鞄も持たずに着の身着のままだったら、むしろもう少し打たれてても良かった。

 雨を吸った服は本当に重いなあとか、頭振って水飛ばしたくなるなあとか、雨水が頬から顎に伝う感触は結構こそばいなあとか、たらふく雨飲んじゃって口の中が変な味になりながらも楽しみましたよ。
 その人が仕事をしていないのか、それとも仕事の成果がこっちの目に届いてないだけなのか、 ちょっと調べればすぐにわかるのに、 ちょっとでも調べないとわからないから結局そのまま。

 自分の部屋の本棚でヨシタケシンスケさんの本を見てそんなことを考えた。 一時期、ラッシュのごとく新刊を店で見掛けたように思うんだけども。

 読み返したらやっぱり大好きだったんで、ちょっと調べてみます。
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