書籍化が決まりました。

　発売が決まるまで口止めされていたので突然の告知となりますが、拙作の書籍が発売されます。



『嘘と記憶と夢と』

　「君の夢の話をしよう。俺が見た君の夢と、君の描く夢の話を。」
　記憶をなくした俺と、その前に現れた幽霊の少女。
　ファンタジックに純愛を描いた、水森弐参処女作。


　刷り上ったものが手元に届きましたので、お披露目。写真だと読みにくいので帯文も載せてみた。純愛とか言われると恥ずかしくて死ねる。



　ついでなので裏表紙も。帯文は本文から引用したやつだから、実際に読んでくれたらいいと思います。

　それなりの厚さでハードカバー、価格はお手頃1200円なり。発売日とか続報が出ましたらまたここでご報告しますよー。

スライドタイプの携帯なんですよ

　知らぬ内に携帯電話の画面にダメージが入っていてショックを禁じ得ません。あれ、ついさっきまでいじってたのに、その時は無事だったのに、あれ？　本気で心当たりがないのですよ。上着のポケットに入れてたけど、そのままロッカーに突っ込んだけど、どこにぶつけたのかわかんない……。

　何者かの襲撃をどぎゃっと受けたように、液晶に黒いノイズが入っちまいました。使うのに支障を来すほどではないにせよ、ほのかに悲しい。で、その小さな悲しみを写真と共にお届けすべく、咄嗟に写メろうと思った阿呆がここに一人。どうやって携帯で携帯の写真を撮るつもりなのかね。

サイト更新：読切『fool for you』公開。

　３月も２３日を……過ぎました、更新報告です。不定期更新を経て、新作を書き下ろそうと躍起になっていたら、いつのまにか２３日が終わっていました。たかが一日、されど一日。不甲斐ない。

　本宅・吟月堂にて読切『fool for you』を公開致しました。はい、ちゃんと新作です。かなりぎりぎりまで書いていたので、正直なところ、推敲がですね……書きたいことは書いたけど、伝えたいことは伝えられないんじゃないかという不安に駆られております。って、先月もそんな感じのことを言っていたな、水森兄さんは。学習能力に欠けておりますな。そもそも時間の管理能力が（以下略）。

　とりあえず、人との別れだなんだでごたごたしている時に書く話ではなかったな、と。自分にとって小説はフィクションであって、私小説なんかもってのほかな人間なので（読む側としては平気だけど）、妙にシンクロする素材があるとうまく書けんものでした。折を見て改稿するやも知れません。面倒臭がりなので可能性としては低いですが。

朝日が眩しいぜ

だからちょっとくらい見える景色が滲んでたって仕方ないのさ。

送別会は何度もやってるし、毎度心の底から笑わせてもらったりして楽しいのだけど、一人の帰り道で色々考えちゃうのには未だに慣れない。で、どうせ数日経つ内にずしっと来るんだろうな、とぼんやり思う。新しい門出を気持ち良く送り出せるのとは、この際関係ない。一人が抜ける穴は、色々な意味で大きいよな、という話。


……ついでに申告させて頂くと、今家に着いたばかりでして、アルコールの抜け切らない体抱えて夕方から仕事です。はい、定期更新の危機。数日遅れる恐れがごにょごにょ。

サイト更新：『Rules』にて『寄り添って』公開。（おまけつき）

　『吟月堂』の不定期更新のお知らせです。覚えてますか、『Rules』のこと。奇特な皆様に縛って頂く企画です。作品ページの下の下にこっそりとあります。ほんとですって、面倒がらずにスクロールしてみたらいい。

　で、今回の縛りはずばり「１００文字以内」。これ、いざ書いてみると短さに驚きます。ちなみに上の段落がちょうど１００文字です。うひー、短い。ここまで短いと小説と呼んでいいものかどうか悩みますが、まあ「実験小説」だということでご容赦を。

　それでですね、せっかくなので没になった一作をこちらに放り投げてみようかな、と。この長さだからできる芸当。ちょっとやましい感じなので、閲覧には多少のご注意を。とはいえわかりやすい描写はないので、ぴんと来ない方には全く意味不明だと思います。わかっちゃった方は、うん、こっち側。

『ひとりあそび』

　浅い息遣い、きつくつぶる目、震える背筋、掌のぬるりとした感触、酷い自己嫌悪、君を汚した罪悪感。
　それはただの一人遊び。君に会えない僕の遊び。
　君はもう、彼のものだから。

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　……『理想の人』の次の更新がこれじゃあちょっとあんまりだと思って没にしたなんて、まさかそれだけの理由じゃあないですよ、ええ、まさか、そんな。

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